世界の水事情を垣間見る
2005年8月21日カレーと言えば、一緒にテーブルに並ぶ王者は、
おそらく「水」でしょうか。
今年の梅雨の降雨量の少なさや、猛暑の影響で、
ダムの水まで干上がるしまつで、日本も大変ですが、
この「水」を巡って、世界で起こっている問題を、
クローズアップしたドキュメンタリー番組を二夜連続で見ました。
NHKスペシャル「ウォータークライシス〜水は誰のものか」
https://www.nhk.or.jp/special/libraly/05/l0008/l0821.html
内容に関しては言及されているBlogなどが多数あるので、
興味ある方はヤフーなどで「ウォータークライシス」と入力して、
検索されてご覧になると良いかと思う。
昨日は、水道事業の民営化について考えさせられた。
フィリピンの事情だったが、公営→民営に変わった時に、
負債まで上乗せさせられたので、経営が火の車になり、
水道料金の値上げを繰り返し、貧困層の世帯は料金が払えず水を止められ、
生きるためには水道管を壊してまで「水泥棒」。
そうなると事業者の「有収率」が下がるだけでなく倒産しちゃった…
といった悪循環な例やら、
一度は民営化された水道を、税金負担増になっても、
やはり公営に戻したいと住民投票し、7割以上の賛成によって、
水道事業を民→公営として買い戻した例、
NPOが水道事業を運営し、市民の協働を受け入れたり、
経営効率化の為に業務委託した業者の働きっぷりを、
厳しい目でチェックし、報酬も仕事のクォリティに応じた出来高払いにする…
といった例などが紹介されていたのでした。
こーいうのを見ていると、話題の郵政民営化などの行方も、
かなりあやしいと思うのだけど。先行きかなり不安です。
ま、検討の余地はあるのかも知れませんが、
なぜ今、コレだけに拘っているのか、よく解りませんねー。
メリットとデメリットについて解り易く国民に説明して欲しいし。
そして、コレよりかもっと大事な政策があるだろうに。
…とわき道に逸れたのですが、2夜目の番組では、
とことん生き物である地球を壊しにかかる愚かな人間のワザを、
見ることになってしまったのでした。
人口増加で食糧増産の為に、農業用水の不足が起こり、
地下水を汲み上げまくって、地球を痛めつけているのです。
日本の水需要は減少傾向にあるのですが、食糧の自給率が低い→輸入に頼る
という状況は、間接的にこの問題に加担していると考えられるのですね。
パン1斤を作るのに2トンの水、牛肉1キロなら20トンの水が必要なんだそうで…。
かなり考えさせられました。
地球に優しい、水確保の方策として溜め池を作っている例も紹介されてました。
雨季にしっかり雨水を溜められるように、うまく傾斜をつけ、
水が池に自然と流入するような作りになっていました。
地球温暖化に向かっている状況下では、それらも「焼け石に水」かも知れませんが、
文明に頼り、楽する解決の仕方を続けていると、人間自らが、
自らの首を絞めて、滅亡へのレールをまい進してしまうのだという事も、よーく解りました。
水、大切につかわなきゃな…。
おそらく「水」でしょうか。
今年の梅雨の降雨量の少なさや、猛暑の影響で、
ダムの水まで干上がるしまつで、日本も大変ですが、
この「水」を巡って、世界で起こっている問題を、
クローズアップしたドキュメンタリー番組を二夜連続で見ました。
NHKスペシャル「ウォータークライシス〜水は誰のものか」
https://www.nhk.or.jp/special/libraly/05/l0008/l0821.html
内容に関しては言及されているBlogなどが多数あるので、
興味ある方はヤフーなどで「ウォータークライシス」と入力して、
検索されてご覧になると良いかと思う。
昨日は、水道事業の民営化について考えさせられた。
フィリピンの事情だったが、公営→民営に変わった時に、
負債まで上乗せさせられたので、経営が火の車になり、
水道料金の値上げを繰り返し、貧困層の世帯は料金が払えず水を止められ、
生きるためには水道管を壊してまで「水泥棒」。
そうなると事業者の「有収率」が下がるだけでなく倒産しちゃった…
といった悪循環な例やら、
一度は民営化された水道を、税金負担増になっても、
やはり公営に戻したいと住民投票し、7割以上の賛成によって、
水道事業を民→公営として買い戻した例、
NPOが水道事業を運営し、市民の協働を受け入れたり、
経営効率化の為に業務委託した業者の働きっぷりを、
厳しい目でチェックし、報酬も仕事のクォリティに応じた出来高払いにする…
といった例などが紹介されていたのでした。
こーいうのを見ていると、話題の郵政民営化などの行方も、
かなりあやしいと思うのだけど。先行きかなり不安です。
ま、検討の余地はあるのかも知れませんが、
なぜ今、コレだけに拘っているのか、よく解りませんねー。
メリットとデメリットについて解り易く国民に説明して欲しいし。
そして、コレよりかもっと大事な政策があるだろうに。
…とわき道に逸れたのですが、2夜目の番組では、
とことん生き物である地球を壊しにかかる愚かな人間のワザを、
見ることになってしまったのでした。
人口増加で食糧増産の為に、農業用水の不足が起こり、
地下水を汲み上げまくって、地球を痛めつけているのです。
日本の水需要は減少傾向にあるのですが、食糧の自給率が低い→輸入に頼る
という状況は、間接的にこの問題に加担していると考えられるのですね。
パン1斤を作るのに2トンの水、牛肉1キロなら20トンの水が必要なんだそうで…。
かなり考えさせられました。
地球に優しい、水確保の方策として溜め池を作っている例も紹介されてました。
雨季にしっかり雨水を溜められるように、うまく傾斜をつけ、
水が池に自然と流入するような作りになっていました。
地球温暖化に向かっている状況下では、それらも「焼け石に水」かも知れませんが、
文明に頼り、楽する解決の仕方を続けていると、人間自らが、
自らの首を絞めて、滅亡へのレールをまい進してしまうのだという事も、よーく解りました。
水、大切につかわなきゃな…。