ゴスペルおっちゃんライブ

先日、特別賛美礼拝の場で出番を与えて下さった教会に、
森繁 昇さん(ゴスペルシンガー)が来訪、ライブを聴きに行きました。
http://www.thedaywill.com/
失礼にも、後姿を見た時に、教会員の一人と見間違う程の、
普通のおっちゃんなんですが、ステージが始まると、
さだまさし張りの爆笑トークに、このおっちゃんにしか書けない、
ユニークな視点から書かれた、「Gospel」のメッセージの世界に、
ぐいぐいと引き込まれていきました。

メッセージは案外直球でストンと心に投げ込まれてきます。
「条件付きの愛」という曲と、ラストに歌われた「ホームレス」という曲に、
私は特に感銘を受けました。
前者は、私の好きな聖書の言葉が出てくる歌で、
後者は、演歌っぽさも感じる位のコミカルな曲でありながら、
キャッチーに「天国ええとこ」なメッセージが描かれてました。

ガットギターで3フィンガーを爪弾きながら、軽めで優しい歌声。
チラシのプロフィールには「フォーク」とありましたが、
青春時代に渡米された先のナッシュビルの香りが色濃い、
カントリー、ブルーグラス系のサウンドです。
時折ギターからマンドリン(フラット)やフィドル(バイオリン)に、
持ち替えて演奏を聴かせてくださいました。
カホンか何か打楽器ががあったら、私は間違いなく叩いて乱入してたね。

ゲストの方は大抵お忙しいので、少しの交流の跡で移動なさる事が多いのですが、
森繁さんは、時間ギリギリまで、我々との交流を楽しんで下さいました！
購入したり、頂いたCDにサインを頂いている間に、
私もボサノバで歌い、たまに教会で歌の奉仕をしている話をしたら、
とても喜んで「賜物を生かされている事は素晴しい！」と仰ってくださいました。

その後、なんと、一緒にセッションをして頂く機会にも恵まれ、
NHK教育TVの「なんでもQ」で取り上げて欲しいと思う1曲、
「ゴールデンプローバー」という渡り鳥を題材にされた森繁さんの曲や、
讃美歌に取り上げられているフォスターの曲、
結婚式の場で歌われる事の多い「いつくしみ深き」を、演奏しました。
私は久々にピアノの前に座ったのですが、不思議な位、
ベースラインを左手で弾きながら、譜面も無いのにコードに合わせて、
即興で演奏をしていく事が出来ました。奇跡のような気分。

そして、楽器をお借りして、私のオリジナルの楽曲を2曲、
演奏させて頂いて、フィドルでセッションをして頂き、もう感激!!
つい先ほどまで、森繁さんのCDを聴いて余韻を味わっていましたが、
イイ刺激を受けたので、ギター片手に作曲にいそしんでいる所です。

=======　追記071230

森繁さんは、サバサバした気のいいおっちゃんで、
気に入った歌の話をしながら購入したCDにサインを頂いていたら、
昔からのレパートリー曲で、CDに収録されていない分は、
カセットを送ってあげますよ、という事で住所・名前をお教えしたら、
本当にカセットが届きました!!うわ〜い。
仕舞い込んでいてまだ聴けていないけれど、まったり時間を取って、
ゆっくり楽しませて頂こうと思います。