去る日曜日、どんなに忙しくても行かなきゃ!と決めていた、
大藪順子(のぶこ)さんの講演会に行って参りました。
ガツンと感動。人となりにもっと触れたくて著書も買ってきました。

講演会の印象も含め、著書のレビューを書きました。

======================================

11/18日(日)
普段PC講師の仕事場でもある館に、
著者である大藪順子(のぶこ)さんが来訪された。
性犯罪をなくす為の活動
「Faces Of Rape&Sexual Abuse Survivors Project」
(性暴力サバイバー達の素顔)の紹介と講演に参加した。

大藪さんの存在を知ったのは、書籍発行元が出している、
新刊案内である「いのちのことば」だった。(11月号)
※「いのちのことば社」はクリスチャン向けの書籍を発行する会社です。

ワタシがあれこれ語るより、著者自身の思いをご覧頂きたい。
聖書は、力ある「生きたことば」
http://www.wlpm.or.jp/cgi-bin/db/kiji_t.cgi?keys34=0001851

これを読み、ご自身に受けた被害から精神的苦悩を乗り越え、
癒しと回復を経て、今まで以上に恵み多き人生を得られた、
その人となり、強さの源を知りたいと思った。
神さまはそんなワタシにもちゃんと機会を下さった。

演台に立つ彼女は、にこやかで清々しく力強い。
「犯罪被害者」を今までステレオタイプな目で見ていた事を、まざまざと反省させられた。
地元大阪での講演だからか、大阪弁混じりの語りにも、
親近感を覚えた。

身の上に起こった災いをこうして人前で語るという事は、
やはり苦難の伴う事だと思うが、彼女は熱く想いを語り、
聴衆からの質疑にも誠実に応えておられた。

公の場で、ご自身の信仰の事の多くを語れない制約もあったと思う。
彼女の強さは、やはり神さまに見守られているという、
安心感から来るものだ、と感じた私は、講演で語られなかった、
多くの想いをもっと知りたいと思い、書籍を手にする事にした。

著書にサインを頂いて、活動へのエールを込めて握手してきた。
その手は、小さく、暖かかった。

*********************

本は、一気に読破した。
心の琴線に触れる所では、涙が溢れてくる。
「可哀相だ」と思う気持ちからではなく、
自分の過去に起こった辛い事が思い出されて、
著者の思いに同調するからだと思う。

彼女の「怒り」は自分にも、加害者にも、神さまにも向けられている。こうした感情は自然な事で、人間臭さを感じた。
しかし、いつまでも「怒り」に支配されていてはいけない、
サバイバーにも笑顔の時があり楽しい事もある人間だ、
という事を写真を通じて紹介していくプロジェクトを立案され、取材を通じて彼女はまた力を得られる。
これは、やはり神さまや両親から愛されて育った、彼女なりの思いのカタチだろうと感じた。

苦悩する時に開かれた聖書から、神さまが語り掛ける、
「生きた言葉」の数々も、性犯罪のみならず大きな心の傷を抱える全ての人や、この本を手にした人に届くものだと思う。

「立ち上がりなさい。これはあなたの仕事です。わたしはあなたを助けます。心を強くしてこれを行いなさい」
(エズラ記 10章4節)

ワタシ自身も、困った時には聖書を開いて神さまと対話するのだけれど、必ずいつも適切な答えを頂いている。
そして辛かった経験から、学びも与えられて来たので、
彼女の生き様にはとても共感できた。

クリスチャンであろうとなかろうと、
彼女の生き様に触れて見て欲しい。
躓きから立ち上がるヒントを得られるはずだから。

ISBN:4264025915 単行本 大薮 順子 フォレスト・ブックス 2007/10 ¥1,575

============== 追記071121

本にはバッチリ、サインも記して頂いた。
ワタシの後には列が出来て居たけれど、サインを貰った後は、
急いでゴスペルの練習をしに教会へ!!
17時からの練習開始なのに、館を出たのが17時だったんでダッシュ。
遅れてきてご迷惑を掛けてしまったにも関わらず、
暖かく迎え入れてもらえて感謝…。
神さまが与えてくれた時間にマジでありがとう!

神さまが備えてくれる時間、出会いの機会、
大きな神さまの計画の中で生きて居る喜び、安心感を、
この本を読んで実感しました。大藪さんの更なる活躍を応援します!

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索